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【おかげさまで、ポッポの丘は開設10周年を迎えました!】

新緑の候、いすみの木々を渡る風もさわやかな季節となりました。
日頃より格別のお引き立てを賜り、心より御礼を申し上げます。
さて、この度「ポッポの丘」は5月1日に開設10周年を迎えるに至りました。
みなさまの日頃からのご支援、ご厚情による賜物と深く感謝致しております。

10年前にいすみ鉄道様から「いすみ204」車両をお譲り頂いたことがきっかけで、養鶏場用の土地を活用した鉄道テーマパークをスタートしましたことが、まさに昨日のことのように思い浮かんでまいります。
もちろん、様々な苦労もありましたが、多くの方々と鉄道のテーマパークを作り上げていく楽しみもありました。特段鉄道に詳しい訳ではありませんでしたが、鉄道車両を通して人々が思いを寄せていることに共感を抱き、現役を退いた車両を徐々に収集することに致しました。ポッポの丘にはその路線で毎日通勤や通学の足として利用された通勤電車、観光や出張などで旅行に利用された急行や特急電車など、様々な車両が存在します。
幼い時に見た懐かしい車両、学生時代に友人と旅行した時の車両、社会人になり結婚して家族みんなで乗った車両、定年後に夫婦二人でのフルムーン旅行など、車両にはみなさんの人生の分だけ、たくさんの想いが詰まっているはずです。また、その車両を設計・製造した方、操縦した列車の乗務員、車両を修繕する係員、その他にも書き切れないくらい様々な方々が車両に関わってこられたことと思います。ポッポの丘では、単に鉄道車両を保存展示するだけではなく、その車両に込められた多くの方々の思いも一緒に大切に保存していきたいと考えております。

今や展示している車両はおかげさまで総勢28両になりました。この中には狭軌、標準軌の一般鉄道車両のみならず、路面電車、モノレール、ケーブルカーもあり多種多様です。また、特急、急行、快速、通勤、貨物といった種別にも富んでおり、その中の一部には動態保存の車両もございます。これら車両の収集や維持はポッポの丘だけでまかなうことは到底できません。鉄道車両をご提供下さった鉄道会社や運搬会社のみなさま、車両保存会、ボランティアのみなさま、そして誰もが想定し得なかった新型コロナウイルス発生時の休業時期には駐車料金の前払い方式による経済的ご支援を下さった多くの方々に支えられ、本日、晴れてポッポの丘が10周年を迎えることができました。

これもひとえにポッポの丘をご支援頂いているみなさまのおかげであると心より感謝をしております。本当にありがとうございました。

本日よりポッポの丘は次の10年目に向けて、新しいスタートにつきます。そのためには、ポッポの丘がご来場のみなさまにとって、必ずや人生の想い出の場所になって頂けますよう、従業員一同が心を込めて、可能な限り取り組んでまいります。ポッポの丘でお会いできますことを楽しみに、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

有限会社ポッポの丘 代表取締役 村石愛二

2021年5月1日

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