【１０３系ヘッドマーク撮影会・第４弾を開催しました！】　（ご参加の御礼）

去る３月８日（土）に千葉鉄道車両保存会主催による国鉄１０３系電車（クハ１０３－５２５）のヘッドマーク撮影会第４弾「１０３系黄５号塗装記念 ヘッドマーク撮影会」が開催されました。

コロナ禍の２０２０年４月に陸送によって搬入し、それ以来車両の修繕作業を継続して行ってまいりました。
車体外板の傷みが酷く、サビ腐食により雨樋部も原形を留めておりませんでしたので、全ての雨樋を切り落し、新たな雨樋を溶接で取り付けました。また、車体は屋根をはじめ４面の外板塗装を剥がし、パテ塗りを行う作業を何度も繰り返しました。
昨年９月には、新製当初の京浜東北線などのカラーである「青２２号」（スカイブルー）の塗装を施しましたが、今回、千葉に縁のある「黄５号」（マリーゴールドイエロー／通称：カナリアイエロー）に車体色を変更し、これを記念した撮影会を開催させて頂きました。

当日は１０１系時代からＪＲ後に取付けられた黄色車体に因んだヘッドマークを多数ご用意し、前頭字幕や運行番号幕、編成札と共に往年の雄姿を再現することができました。ご参加頂きました方からも貴重なヘッドマーク等のお持ち込みご協力を頂きました。
また、再現線区は、総武・中央線各駅停車、南武線、鶴見線、福知山線をはじめ、武蔵野線や仙石線などへの転属車も加わりました。
撮影会は、前照灯や客室灯も点灯させ、午前の部、午後の部、夜間の部の３部構成とし、被写体から標準レンズ以上の距離を確保し、正面や右斜めの角度からも自由に思い存分撮影頂けるよう設営致しました。

当日は若干肌寒い日となりましたが、ご参加頂きました皆様のご協力を頂き、撮影会イベントは無事に終了致しました。また、多くの皆さまから保存車両の維持のための募金をお受け致しました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げる次第です。

この車両は現存唯一の１０３系５００番代車です。具体的な日程は未定ですが、次回も「黄５号」の状態で１０３系撮影会を開催させて頂く予定です。今回のようにヘッドマークを装着した撮影会をはじめ、前頭字幕や運行番号幕、編成札を主体とした特定線区に絞った撮影会など、様々な企画を検討中です。
詳細の開催内容が決まり次第、ポッポの丘公式ホームページ、公式X並びにFacebookページにて皆様へお知らせ致します。逆に撮影会に関するご要望もお受けしております。お気軽に千葉鉄道車両保存会までご一報頂ければ幸いです。

この度の撮影会ご参加の御礼方々、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。