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103系は新性能通勤電車として登場した101系を基本に、駅間距離の短い線区への投入や経済性を重視した通勤電車として製造され、1963(昭和38)年から1984(昭和59)年までの間に3,447両が製造されました。
クハ103形500番台は、1965(昭和40)年に京浜東北線へ投入された際に登場した新区分番台で、10両編成(7両+3両)を分割する際、奇数向き先頭車であるクモハ103形と対になる偶数向き固定のクハ103形を500番台と区分し、ジャンパ栓納めや床下配線を省略することによってコストダウンが図られています。
クハ103-525は1966(昭和41)年に製造された車両で、京浜東北線に新製配置された後中央線と南武線で活躍し、1996(平成6)年に廃車されました。
日本全国にある103系の保存車両のうち、クハ103形500番台としては唯一残る大変に貴重な車両です。

 製 造 : 日本車輛、東急車輛、近畿車輛ほか
 製造年 : 1964(昭和39)年
製造車両数: 3,447両

 軌間 : 1,067mm
電気方式: 直流1,500V 
車両定員: 136人(クハ103-500形式)
最高速度: 100km/h
 自重 : 39.0t(クハ103形式)
 全長 : 20,000mm
 台車 : TR201
主電動機: MT55形直流直巻電動機
駆動方式: 中空軸平行カルダン
制御装置: 国鉄制式CS20形
制動装置: 発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキ
保安装置: ATS-B、S、Sn、P、ATC等

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