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「たんざわ号」は、神奈川県伊勢原市の大山観光電鉄が、1965年(昭和40年)の開業時から、2015年(平成27年)まで運転された大山ケーブルカー2両(1号「おおやま号」2号「たんざわ号」)のうちの1両です。
2005年(平成17年)から、従来のロマンスカーカラーから、1号が緑色に、2号が赤色にリニューアルされ、『赤色のたんざわ号』で親しまれていました。
2015年からの設備更新と合わせて車両も新車に入れ替える事になり、2015年(平成27年)5月17日を最後に引退しました。
その後、解体予定だったうちの1両を「大山ケーブルカーたんざわ号保存会」が譲り受け、2015年夏からポッポの丘で展示保存されることになりました。
搬出に際し、隣接する道路が無いため、ヘリコプターにより秦野市内のヘリポートまで運ばれ、そこからトレーラーで運ばれて来ました。
ヘリコプター輸送の重量制限から、窓ガラス、座席、機器類、壁、床まで取り外す事になり、車体本体だけでポッポの丘にやって来ました。
以来、保存会のメンバーにより元の形に復元する作業が続いています。
なお、車輪やブレーキ装置などは、新しく造られた車両に流用したため、ポッポの丘では、車体のみを保存展示しています。
車体の傾斜は22度ですが、展示場所は11度の傾斜のらため、床面は水平にはなっていません。

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