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 Brill 76E-1台車

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アメリカ・J.G.ブリル社製鍛造軸ばね式2軸ボギー台車Brill 76E-1は京王電気軌道23形で使用されていた台車です。
23形は京王電気軌道(現在の京王電鉄)が製造した電動客車で、1920(大正9)年から7年の間に44両が製造され、大正時代の京王電軌の主力車として活躍しました。
1938(昭和13)年に広島瓦斯電軌(現在の広島電鉄)へ10両が譲渡され、500形とされました。500形は1945(昭和20)年8月6日に広島市内への人類史上初の原子爆弾攻撃で被災した被爆電車です。その後1948(昭和23)年から1950(昭和25)年にかけて台車をはじめとする主要機器を流用し、日立製作所笠戸工場で12m級3扉車体を新製して700形(初代)となりました。1972(昭和47)年に神戸市電からの譲受車増備で廃車が始まり、1980(昭和55)年までに全車が廃車されました。
ブリル(J.G. Brill and Company)は、かつてアメリカ合衆国に存在した鉄道車両・バス車両メーカーです。主に路面電車・インターアーバン用車両・台車等を製造し、本社・工場はペンシルベニア州フィラデルフィアに置いていました。創業から廃業までに製造した車両は約45,000両に及びます(バスも含む)。

 製 造 :枝光鉄工所、雨宮製作所他
 製造年 :1920(大正9)年
製造車両数: 44両

 全長 :11,732mm
 全高 :3,455mm
 全幅 :2,286mm
客室長 :8,255mm
 台車 :Brill 76E-1
主電動機:イングリッシュ・エレクトリック(EE)社製
     DK-9C
駆動方式:外掛け吊り掛け式
制御方式:直接式
制動方式:ウェスティングハウス・エア・ブレーキ社製
     SM直通ブレーキ

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